音の犯罪捜査官 響奈津子6
剧情简介
科捜研の女性音響捜査官、響奈津子(古手川祐子)は、捜査一課の池上刑事(村田雄浩)の誘いでオーケストラ演奏を聴きに行った。そこで演奏していたバイオリン奏者の一人、五十木亮子(高樹澪)は奈津子の高校の同級生だった。再会をなつかしむ折も折、会場に隣接するホテルの9階の一室で初老の男が殺されるという事件が起きた。9階は楽団員たちの控え室にしてあり、被害者は元芸能記者と称した梶尾宗吉(平泉成)で、自分の杖で後ろから殴られたらしい。掃除係の女性が、非常扉の音、非常階段をかけ降りる音に気づき、白のブラウスに黒のスカートの女性楽団員の姿をチラリと見たという証言をする。その時刻は18時55分で、本番演奏が開始された時刻の10分前だった。駆け足でステージに何とか間に合う時間だ。奈津子は音声分析家の上司、村岡(西岡徳馬)とともに、まず全楽団員の本番演奏とリハーサル演奏との... (展开全部)
科捜研の女性音響捜査官、響奈津子(古手川祐子)は、捜査一課の池上刑事(村田雄浩)の誘いでオーケストラ演奏を聴きに行った。そこで演奏していたバイオリン奏者の一人、五十木亮子(高樹澪)は奈津子の高校の同級生だった。再会をなつかしむ折も折、会場に隣接するホテルの9階の一室で初老の男が殺されるという事件が起きた。9階は楽団員たちの控え室にしてあり、被害者は元芸能記者と称した梶尾宗吉(平泉成)で、自分の杖で後ろから殴られたらしい。掃除係の女性が、非常扉の音、非常階段をかけ降りる音に気づき、白のブラウスに黒のスカートの女性楽団員の姿をチラリと見たという証言をする。その時刻は18時55分で、本番演奏が開始された時刻の10分前だった。駆け足でステージに何とか間に合う時間だ。奈津子は音声分析家の上司、村岡(西岡徳馬)とともに、まず全楽団員の本番演奏とリハーサル演奏とのテープを分析し比較したところ、微妙な音の乱れから4人を容疑者として選び出した。第一奏者の佐久間(橋本さとし)、第二奏者の押坂(笹澤静治)、第三奏者の瀧川(菅原大吉)、そして第四奏者が五十木亮子だった。容疑者の中の唯一の女性が亮子だったのだ。その4人に池上が本番演奏直前の行動について質問、その返答の声のテープを奈津子が分析するが、4人とも全く乱れがない。捜査一課では、女性だったという目撃証言から亮子を容疑者としてマークするが、奈津子は旧友の無実を信じたい。質問のうち「非常階段を下りたか」の4人の返答のテープを再吟味して、瀧川だけがその質問を予期していたように「どうして?」と聞き返さなかったことに気づく。その点で瀧川を追及すると、瀧川は明らかに興奮して否定した。奈津子と池上は瀧川の行動を監視する。